Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新をリリース - 脆弱性58件に対処

マイクロソフトは、2020年最後の月例セキュリティ更新をリリースした。CVEベースで58件の脆弱性に対処している。

今回修正された脆弱性の同社による深刻度を見ると、「緊急」とされる脆弱性が9件。「重要」が47件、「警告」が2件だった。

「Windows」「Microsoft Edge」をはじめ、「ChakraCore」「Office」「Microsoft Dynamics」「Microsoft Exchange Server」「Visual Studio」「Windows Codecs Library」「Azure DevOps」「Azure SDK」「Azure Sphere」の脆弱性を解消している。

「緊急」とされる脆弱性を見ると、「Microsoft Exchange」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2020-17117」「CVE-2020-17132」「CVE-2020-17142」に対処。

さらに「SharePoint」に関する「CVE-2020-17118」「CVE-2020-17121」や「Chakraスクリプトエンジン」の「CVE-2020-17131」、「Hyper-V」における「CVE-2020-17095」、「Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations」の「CVE-2020-17152」「CVE-2020-17158」に対応している。

(Security NEXT - 2020/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性