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新コロ自宅療養者の個人情報流出など事故3件を公表 - 大阪府

大阪府は、新型コロナウイルス感染症の自宅療養者の個人情報流出など、個人情報関連の事故3件について公表した。

同府によれば、同府では新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に向けて配食サービスを展開しているが、池田保健所において「自宅療養配食希望者リスト」の配送先リストの作成時にミスがあった。

別の患者のリストをコピーし、作成したところ、住所について修正し忘れ、11月25日にコピー元の患者1人へ誤って配送。本来の配達先となる患者の氏名と電話番号が流出した。

また大阪府消費生活センターにおいて、11月27日にメールの送信ミスが発生した。「大阪府消費のサポーター養成講座」において、委託先より受講者10人に講座案内をメールで送信したが、メールアドレスを「CC」に入力。受信者間でメールアドレスが閲覧できる状態になった。

さらに大阪府中央子ども家庭センターでは、児童1人の氏名や措置の状況、保護者の姓などが記載された書面を、誤った住宅のポストに投函する事故が10月14日に発生。対象となる児童の保護者は転居しており、確認が不十分なまま別人宅に投函してしまったという。

同府ではこれら事故を受けて、いずれも対象となる関係者に対し、経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2020/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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