Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」に2件のゼロデイ脆弱性 - 緊急更新を実施

Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けに「Chrome 86.0.4240.198」を緊急リリースした。悪用が報告されたゼロデイ脆弱性へ対処したという。

今回のアップデートは、11月7日、9日に匿名による報告があった2件の脆弱性へ対処したもの。いずれも悪用について報告を受けているという。

具体的には、JavaScriptエンジンにおける実装に明らかとなった脆弱性「CVE-2020-16017」を修正したほか、ウェブアイソレーション機能に含まれる解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-16017」に対応した。

同社は、脆弱性の重要度についていずれも4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。今後数日から数週間にわたり、同アップデートを展開していく予定。

(Security NEXT - 2020/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性