「Firefox」「Thunderbird」にアップデート - 深刻な脆弱性を修正
Mozilla Foundationは、深刻な脆弱性に対処した「Firefox 82.0.3」「Firefox ESR 78.4.1」「Thunderbird 78.4.2」をリリースした。
「MCallGetProperty opcode」の発行処理に解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-26950」が明らかとなったもの。重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」としてレーティングされている。
同脆弱性は、中国で開催されたセキュリティコンテスト「天府杯(Tianfu Cup)2020」を通じて360 Government Enterprise Security Group Research Instituteが発見、報告した。いずれのソフトウェアも、今回のアップデートで修正された脆弱性は同脆弱性のみだという。
(Security NEXT - 2020/11/10 )
ツイート
PR
関連記事
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も