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新型コロナの注意喚起ページが改ざん被害 - 北大阪急行電鉄

北大阪急行電鉄のウェブサイトが不正アクセスを受けて改ざんされ、一部ページに無関係な外部サイトへのリンクが設置されていたことがわかった。

8月31日18時半過ぎから9月16日18時半ごろにかけて、新型コロナウイルスに関する注意喚起ページが改ざんされた状態となり、無関係のオンラインカジノを宣伝する日本語のページにリンクされていたもの。9月16日18時ごろ、判明した。

同サイトの管理画面におけるログインページが外部よりアクセスできる状態で、同ページを通じて不正アクセスを受けた可能性があり、同社では詳しい原因を調べている。

同社では改ざん部分の削除と修正を行い、管理画面に対するアクセスを制限。今回の不正アクセスによる個人情報の流出などは確認されていないという。

期間中、同ページに対して114件のアクセスがあったが、半数以上が問題が判明した9月16日に集中しており、同社は関係者によるアクセスが相当数含まれているものと話している。

誘導先を確認した同社の端末においてマルウェアへ感染させる試行などは確認されなかったが、期間中に問題のページへアクセスし、外部サイトへ誘導された心当たりがある利用者に対し、マルウェアに感染していないか確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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