Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、7月の月例パッチで脆弱性123件を修正 - 悪用は未確認

マイクロソフトは、7月の月例セキュリティ更新を公開し、CVEベースで123件の脆弱性に対処した。悪用は確認されていないという。

今回のアップデートでは、「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Office」「Windows Defender」「ChakraCore」における脆弱性に対処。

さらに「Microsoft OneDrive」「Skype for Business」「.NET Framework」「Azure DevOps」「Visual Studio」やオープンソースソフトウェアの脆弱性を解消している。

修正された脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性が18件、次いで深刻度が高い「重要」が105件だった。

影響は脆弱性によって異なるが、31件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある。また「権限の昇格」「サービス拒否」「情報漏洩」「なりすまし」といった問題に対応した。

(Security NEXT - 2020/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開