宅配の不在通知に見せかけたSMSの報告が増加
宅配の不在通知に見せかけ、フィッシングサイトへ誘導する「スミッシング攻撃」の報告が増加しているとしてフィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。

偽サイトへ誘導するSMS(画像:フィ対協)
携帯電話へ不在通知に見せかけたショートメッセージ(SMS)を送りつけ、記載したURLから偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃の報告が増加しているとして注意を呼びかけたもの。
同協議会が確認したケースでは、「荷物を届けたが不在のため持ち帰った」などとしてURLを記載。誘導先は金融機関の偽サイトで、アカウント情報や暗証番号などをだまし取ろうとしていた。
Android端末で開くと、ブラウザ「Chrome」のアップデートに見せかけ、不正なアプリをインストールさせようとするケースもあったという。また一部攻撃では、誘導先のドメインにダイナミックDNSサービスが悪用されていた。
同協議会では、7月9日の時点でフィッシングサイトの稼働を確認しており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/07/09 )
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