Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Microsoft Windows Codecs Library」に複数脆弱性 - 定例外で更新

マイクロソフトは、「Microsoft Windows Codecs Library」にリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性2件が含まれるとして、定例外でアップデートをリリースした。

同ライブラリにおいて、細工された画像ファイルを処理するとリモートでコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-1425」「CVE-2020-1457」が明らかとなったもの。「CVE-2020-1425」については、端末の侵害につながる情報漏洩のおそれもあるという。

同社は、「CVE-2020-1425」について深刻度を4段階中もっとも高い「緊急」とレーティング。「CVE-2020-1457」については1段階低い「重要」とした。いずれも脆弱性の悪用は確認されておらず、悪用の可能性についても「低い」と評価している。

同社は影響を受ける利用者に対し、Microsoft Storeを通じて自動的にアップデートを実施するとしており、特に更新作業は必要ないと説明。すぐに更新したい場合は、Microsoft Storeより確認できるとしている。

(Security NEXT - 2020/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性