Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「au」を装うフィッシング攻撃 - 複数バリエーション出回る

KDDIのポータルサービス「au ID」のアカウント情報や個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が複数確認されている。

「2つの不正なデバイスを検出したため、au IDをブロックした」「異常な場所からアクセスされている」などとメールでだまし、「ロックの解除にはau IDを確認する必要がある」「確認しないと永久にロックされる」などと不安を煽ってフィッシングサイトへ誘導、個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が確認されているもの。

フィッシングメールには少なくとも5種類の件名が用いられており、誘導先のウェブサイトも5種類が確認されている。

確認されたフィッシングサイトは、いずれもSSL/TLSを用いて通信が暗号化。誘導先では、電話番号やメールアドレス、ID、パスワードなどを窃取するほか、氏名や住所、クレジットカード情報、3Dセキュアの情報などをだまし取る。

4月22日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
「au PAY」装うフィッシング - ポイントプレゼントなどと誘惑
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取
貸金庫取引を装った詐欺メールに注意喚起 - 三菱UFJ銀
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局