フィッシング攻撃が過熱 - サイト件数など過去最多
一方、同月に悪用されたブランド件数は、前月から7件減となる56件。特定ブランドに攻撃が集中している状況だ。
同協議会には、前月と同様、「Amazon」「Apple」「LINE」「楽天」をかたるフィッシングの報告が多く寄せられた。キャッシュレス決済サービス、クレジットカードブランド、大手銀行をかたるケースや、宅配業者の不在通知を装ったショートメッセージサービス(SMS)も報告が増えている。
同じ件名や文面を使い回しつつも、大量に取得した独自ドメインや無料のダイナミックDNSサービスを悪用し、誘導先のURLを次々と変える手口も横行。
フィッシングサイトへ繰り返しアクセスすると、アクセスができなくなったり、短時間で停止するケースも多いという。
同協議会では、ログインを促すようなメールやSMSを受信した場合も、文面のリンクよりアクセスせず、正規アプリやあらかじめ登録しておいたブックマークからサービスにアクセスするよう求めている。
特にはじめてアクセスするサイトについては、運営者の情報や問い合わせ先など確認し、実在組織による信頼できるサイトか、詐欺事例がないか、事前に確認するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/04/03 )
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