Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Samba」に3件の脆弱性、アップデートがリリース

「Samba」の開発チームは、3件の脆弱性へ対処したアップデートや修正パッチをリリースした。

「CVE-2019-14907」は特定のログレベルにおいて、ログ出力における文字列の処理に脆弱性が明らかとなったもの。サービス拒否が生じるおそれがあり、共通脆弱性評価システムであるCVSSv3における基本スコアは「6.5」とレーテイングされている。

またDNSレコードの処理に解放したメモリを読み取られるおそれがある「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-19344」が判明した。CVSSv3の基本スコアは同じく「6.5」としている。

さらにACLの同期処理が正しく行われないおそれがある「CVE-2019-14902」が判明した。CVSSv3における基本スコアは「5.4」。

開発チームでは、「同4.11.5」「同4.10.12」「同4.9.18」をリリースしたほか、「同4.11.4」「同4.10.11」「同4.9.17」向けに修正パッチを用意。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中