Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「IOS XE」や「IOS」に複数の重要度「高」脆弱性

Cisco Systems製品向けオペレーティングシステム「IOS XE」や「IOS」に、複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。いずれも重要度は「高」。

影響を受ける製品や環境は脆弱性によって異なるが、通信やファイルの処理、脅威対策機能などにおいてサービス拒否の脆弱性が明らかとなったもの。コマンドインジェクションや署名検証がバイパスされる脆弱性なども含まれる。

サービス拒否の脆弱性は「CVE-2019-12653」「CVE-2019-12646」など7件が存在。いずれも最高値が「10」とされる共通脆弱性評価システムであるCVSSにおいて「8.6」とスコアリングされており、重要度が「高(High)」とレーティングされている。

コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2019-12650」「CVE-2019-12651」や、署名検証がバイパスされる脆弱性「CVE-2019-12649」は、ややスコアが低いとはいえ、重要度は同じく「高(High)」だった。

(Security NEXT - 2019/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を