Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareの「ESXi」「vCenter」に複数脆弱性 - アップデートがリリース

VMwareは、「VMware vCenter Server」「VMware vSphere ESXi」において明らかになった複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

「VMware vCenter Server」では、情報漏洩の脆弱性3件が判明。「CVE-2019-5532」「CVE-2019-5534」は、資格情報やログイン情報が漏洩するもので、重要度は「重要(Important)」。共通脆弱性評価システムであるCVSSのスコアは、いずれも「7.7」とレーティングされている。

「CVE-2019-5531」は、セッションの有効期限に起因する情報漏洩の脆弱性で、CVSSスコアは「4.2」。重要度は1段階低い「中(Moderate)」だった。

一方、「VMware vSphere ESXi」では、上記の「CVE-2019-5531」にくわえ、「busybox」におけるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2017-16544」の2件が含まれる。いずれも脆弱性の重要度は「中(Moderate)」だが、後者についてはCVSSのスコアが「6.7」だった。

同社は、両製品に対してこれら脆弱性を修正したアップデートを用意。利用者に対してアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ