マザーボード管理チップに脆弱性「USBAnywhere」が判明 - 影響機器がネット上に5万台弱
攻撃者は、リモートより脆弱性の悪用することが可能。トラフィックに含まれる「BMC」の認証情報を取得し、ソフトウェアによるUSBデバイスのエミュレートなどを通じて、システムの制御を奪取できると説明している。
具体的には、攻撃者が用意したOSのイメージを読み込ませるほか、サーバの設定変更、マルウェアの埋め込み、デバイスの無効化、データの窃取などが行われるおそれがある。
脆弱性を発見したEclypsiumでは、6月にSupermicroへ脆弱性を報告。その後脆弱性への対処が進められ、Supermicroではアップデートの提供を開始した。
一時的な緩和策として、インターネットに公開されていない独立したプライベートネットワーク上でBMCを利用することや、外部と通信するTCP 623番ポートをブロックすることなどを挙げている。
(Security NEXT - 2019/09/05 )
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