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「Cisco ESC」に深刻な脆弱性 - 管理者権限で操作されるおそれ

仮想環境の管理プラットフォーム「Cisco Elastic Services Controller(ESC)」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。

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脆弱性を公表したCisco Systems

同製品において「REST API」のリクエスト処理を有効化している場合に、認証の回避が可能となる脆弱性「CVE-2019-1867」が明らかとなったもの。「同4.4」「同4.3」「同4.2」「同4.1」が影響を受ける。

脆弱性を悪用されると、管理者権限を用いてAPIによる操作が行われるおそれがあるという。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では、脆弱性へ対処したアップデートをリリース。利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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