Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CMSの「TYPO3」に脆弱性 - 「Drupal」にも影響

オープンソースのコンテンツマネージメントシステム「TYPO3」の一部コンポーネントに脆弱性が含まれていることがわかった。「Drupal」にも影響があるという。

「TYPO3」に含まれる「Phar Stream Wrapperコンポーネント」のデシリアライズ処理に脆弱性「CVE-2019-11831」が明らかとなったもの。「TYPO3」の開発チームでは、脆弱性を修正した「同3.1.1」「同2.1.1」をリリースした。

また今回脆弱性が明らかとなったことを受け、同プログラムをライブラリとして利用している「Drupal」でもアップデートを実施している。

開発チームでは、「Drupal 8.7.1」「同8.6.16」「同7.67」をリリース。重要度を5段階中3番目にあたる「中(Moderately Critical)」とレーティングし、利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消