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「Coinhive」はマルウェアか - ベンダーの意外な対応

SpamhausでCIOを務めるEmanuele Balla氏は、Security NEXTのインタビューにおいて、利用者に判断を委ねており、同社として「マルウェア」であるとの判断は行っていないと述べた。

「Coinhive」に関しては、プログラムが改ざんされ、悪用される点に言及。「Coinhive」に対して直接改善を申し入れたことがあることを明らかにする一方、あくまでも別の問題であることを強調している。

またCisco SystemsのTalosチームでスレットリサーチャーを務めるNick Biasini氏にも取材したが、同じような返答が帰ってきた。

「あくまでも顧客にビジビリティを提供すること」が同社の立場であると同氏は説明。「ブロックすることはオプション。ブラウザベースのマイニングは、各企業において判断するべき問題」と述べている。

(Security NEXT - 2019/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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