Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ColdFusion」に深刻な脆弱性、悪用報告も - 早急に対応を

アプリケーションフレームワーク「ColdFusion」に深刻な脆弱性が含まれるとして、Adobe Systemsはアップデートをリリースした。すでに悪用について報告を受けているという。

今回明らかとなった「CVE-2019-7816」は、制限をバイパスしてファイルのアップロードが可能となる脆弱性。任意のコードを実行されるおそれがある。重要度は3段階中もっとも高い「1」とレーティングした。

同社は、前回の「パッチチューズデー」にあたる2月12日にセキュリティアップデートをリリースし、同製品において2件の脆弱性を修正しているが、異なる脆弱性となる。

同社は、脆弱性を修正した「ColdFusion 2018 Update 3」「同2016 Update 10」「同11 Update 18」をリリース。適用優先度は3段階中もっとも高い「1」と指定し、早急に対策を講じるよう利用者へ呼びかけている。

20190304_as_001.jpg
アップデートをリリースしたAdobe Systems

(Security NEXT - 2019/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も