Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バックアップ製品「vSphere Data Protection」に深刻な脆弱性

VMwareが提供する「vSphere Data Protection(VDP)」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。アップデートがリリースされている。

同製品は、仮想マシン向けのバックアップソリューション。同製品において、「Dell EMC Avamar Virtual Edition」に起因する4件の脆弱性が明らかとなったという。

なかでも「CVE-2018-11066」は、悪用されると認証なしにリモートよりコードを実行されるおそれがあり、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

トラブルシューティングのために提供されているユーティリティ「getlogs」においてroot権限で任意OSコマンドが実行可能となる脆弱性「CVE-2018-11076」や、オープンリダイレクトの脆弱性「CVE-2018-11067」など重要度が1段階低い「重要(Important)」が存在。くわえて「中(Moderate)」とされる情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-11077」が含まれる。

同社では、これら脆弱性を修正した「同6.0.9」「同6.1.10」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。

20181121_vm_001.jpg
セキュリティアドバイザリを公表したVMware

(Security NEXT - 2018/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正