JPCERT/CCのログ可視化ツールにコードインジェクションなど複数脆弱性 - 修正版がリリース
JPCERTコーディネーションセンターが提供するイベントログの可視化ツール「LogonTracer」に複数の脆弱性が含まれていることが判明した。アップデートが提供されている。
同ツールは、ログオンに関連したイベントログより、アカウント名とホスト名やIPアドレスを関連付けて可視化し、不正使用されたアカウントの調査に活用できるソフトウェア。GitHubで公開されている。
「同1.2.0」および以前のバージョンに任意のPythonコードが実行されるおそれがあるコードインジェクションの脆弱性「CVE-2018-16168」をはじめ、複数の脆弱性が判明したもの。
同脆弱性以外には「OSコマンドインジェクション(CVE-2018-16167)」「クロスサイトスクリプティング(クロスサイトスクリプティング)」「XXEインジェクション(CVE-2018-16165)」などが含まれる。
同脆弱性は神戸デジタル・ラボの馬場将次氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターでは脆弱性を修正した「同1.2.1」をリリース。アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/11/08 )
ツイート
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
