9月のDDoS攻撃、前月からやや減少 - DNSリフレクション攻撃など確認
9月に観測されたDDoS攻撃は、前月比約3.1%減となった。DNSを利用したリフレクション攻撃が確認されている。
インターネットイニシアティブ(IIJ)が、同社のDDoS攻撃防御サービスにおいて、9月に検出した攻撃の動向を取りまとめたもの。
同月に検出した攻撃件数は447件で、前月の461件を下回った。1日あたりの件数を見ると14.9件となり、前月の14.8件とほぼ同水準だった。
もっとも規模が大きかった攻撃は、おもにDNSを利用したUDPのアンプ攻撃で、最大約245万ppsのパケットが送信され、約25.1Gbpsの通信量が発生。前月の15.2Gbpsを上回った。
攻撃の継続時間を見ると、「30分未満」が84.7%で8割以上を占めた。「30分以上60分未満」が8%、「60分以上90分未満」が1.7%、「90分以上」が5.3%。もっとも長い攻撃は約3時間におよび、おもにHTTP通信およびHTTPS通信が用いられていた。

9月に観測されたDDoS攻撃の推移(グラフ:IIJ)
(Security NEXT - 2018/11/02 )
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