Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenAM」に「秘密の質問」を書き換えてPW変更が可能となる脆弱性

オープンソースで提供されている認証サーバ「OpenAM」に「秘密の質問」が書き換えられ、パスワードを変更されるおそれがある脆弱性が含まれていることが明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同13.0」のユーザー向けセルフサービス機能において、セッション管理の脆弱性「CVE-2018-0696」が含まれていることが明らかとなったもの。

同製品へログインできるユーザーが脆弱性を悪用することで、「秘密の質問(Security Questions)」を不正に書き換え、パスワードを変更することが可能になるという。

同脆弱性は、オープンソース・ソリューション・テクノロジの岩片靖氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

OpenAMコンソーシアムより、脆弱性を修正するアップデートが提供されているほか、緩和策として「秘密の質問」を利用したパスワードリセットの無効化が案内されている。

(Security NEXT - 2018/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告