Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

産業分野のサイバーセキュリティで日独連携 - 検討成果が明らかに

政府は、日本とドイツで進める産業分野のサイバーセキュリティにおける連携について今後の方針などを発表した。

経済産業省とドイツの経済エネルギー省では、2016年4月に「日独IoT/Industrie4.0協力に係る共同声明」を次官級で締結。産業分野のサイバーセキュリティで協力関係をスタートさせ、情報共有と意見交換を目的に、これまで両国専門家による会合を8回開催している。

今回、これまでの議論を踏まえて検討の成果と今後の方針を取りまとめ、ベルリンで開催された国際カンファレンス「Securing Global Industrial Value Networks synchronising international approaches」において、共同文書として発表した。

共同文書では、製造業の安全なサプライチェーンの実現にあたり、関係者の信頼性確保が求められると指摘。組織や人材、コンポーネント、データ、手順、システムなどにおけるセキュリティ確保の重要性を強調した。

今後両国では、連携強化を通じて産業分野のサイバーセキュリティ要件について具体化を推し進め、同分野における主導権を握っていきたい考えだ。

(Security NEXT - 2018/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
若手向け国際セキュキャン「GCC 2026 Vietnam」、参加者を募集
IoT製品のセキュリティ基準で国際連携 - 11カ国が共同声明
JPAAWG年次イベント、参加登録を受付 - オンライン参加も対応
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
「個人情報を考える週間」がスタート - 「うっかり」から「しっかり」へ
CrowdStrikeとNVIDIA、SOC効率化など目指し提携