Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

府立校9校で指導要録の紛失が判明、一部復元できず - 大阪府

大阪府は、府立の高校や支援学校など9校において、生徒の個人情報含む指導要録の紛失が判明したことを明らかにした。

20180507_os_001.jpg
大阪府のウェブサイト

同府によれば、府立学校9校において、生徒の学籍や指導に関する記録をまとめた指導要録1827人分の紛失が明らかになったもの。生徒と保護者の氏名、住所のほか、出身校や卒業後の進路、修得単位数などが記載されていた。

最初に紛失が判明したのは福井高校。2017年9月に卒業生から単位修得証明書の発行申請があり、指導要録の保存状況を確認したところ、1998年度から2010年度の転学者と退学者319人分の指導要録が所在不明となっていることに気が付いた。

同校では、紛失したのが転学者や退学者の指導要録であり、大きな影響はないと判断。判明後も同府へ報告していなかったが、2018年4月19日にも退学者に単位修得証明書を発行できない問題が発生。同事態を受けて翌20日に同府へ報告したという。

(Security NEXT - 2018/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
高齢者世帯名簿を民生委員が紛失、誤廃棄の可能性 - 春日部市
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
申請書など受領書類の紛失が複数判明、管理不十分で - 厚労省
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
個人情報が記載されたチケットが所在不明に - 神戸六甲鉄道
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大
個人情報含むUSBメモリ4本が所在不明、監査で発覚 - 静岡県