フィッシング報告数、前月比約2.3倍に - 悪用URLの増加は限定的
3月にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシングの報告件数は前月の2.3倍と大幅に増加したことがわかった。

フィッシング対策協議会が受領したフィッシングの報告数とURL件数の推移
同協議会によると、フィッシングの報告数は1908件。前月の836件から1072件の増加となった。1500件を超えたのは、2016年3月の1921件以来、約2年ぶりとなる。
フィッシング攻撃に利用されたURLは、687件で前月の648件からやや増加した。悪用されたブランドについても2件増となる32件。
複数ブランドに関するフィッシングの増加が報告件数の増加を押し上げた。一方、同じ文面のフィッシングメールが多用されたことから、誘導先として指定されたURLの増加は限定的だった。
またフィッシング攻撃による情報の詐取にくわえ、マルウェアを感染させようとする攻撃についても多数報告を受けているとして、同協議会では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/04/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
フィッシング報告、前月比約15%減 - 4カ月ぶりに10万件下回る
ネットバンク不正送金被害、上半期だけで前年の約2倍に
フィッシング報告、前月から2割減となるも11万件超
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
フィッシング報告が前月比1.3倍、過去最多を更新 - 1日平均約5000件
クレカ会社のドメイン、「DMARC」本格運用は1割届かず
フィッシング報告、過去最多を更新 - DMARC未対応組織狙う傾向
フィッシング攻撃、3カ月連続で増加 - 年初の2倍以上に
オンラインバンキング不正送金被害、2月以降増加の兆し