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一部「無線LANルータ」でDNS設定の改ざん被害 - 誘導先でマルウェア配布

くわえて2017年には、ルータのDNS設定を勝手に書き換えるAndroidアプリ「Trojan.AndroidOS.Switcher」の存在も明らかとなった。

同アプリは、「Baidu」や「WiFi Master Key」など中国の人気アプリに偽装して配布されており、誤ってインストールすると、感染端末からIDの「admin」と25種類のパスワードを組み合わせ、ルータの管理画面に対して辞書攻撃をしかける。

また無線LANルータは、「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」の脆弱性が指摘されることもしばしばあり、ログイン中のユーザーを通じて書き換えられた可能性も否定できない。

さらにNICTでは、IoTに感染する「Mirai亜種」が感染端末のDNS情報を書き変えている可能性もあると指摘。引き続き調査を進めるほか、情報提供なども呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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