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「BIND 9」に重要度「高」の脆弱性 - プレビュー版のみ影響

「BIND 9」にあらたな脆弱性が判明した。プレビュー版のみ影響を受ける脆弱性としており、アップデートがリリースされている。

BINDを提供するInternet Systems Consortium(ISC)によれば、「SERVFAILキャッシュ」が有効な状態で細工されたパケットを処理すると、「badcache.c」にてアサーションエラーが生じる脆弱性「CVE-2018-5734」が明らかとなったという。

リモートより悪用が可能でキャッシュサーバにおいてクラッシュするおそれがあり、重要度は「高(high)」とレーティングされている。悪用は確認されていない。

影響を受けるのは、プレビュー版である「同9.10.6-S2」「同9.10.5-S4」および以前のバージョン。正式版は影響を受けないとしている。

ISCでは、影響を受けるバージョンの利用者に回避策を実施するか、脆弱性を解消した「同9.10.6-S3」を利用するよう求めている。

(Security NEXT - 2018/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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