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福島原発事故の損害賠償請求者に関する個人情報を紛失 - 東電

東京電力ホールディングスは、福島原子力発電所の事故による損害賠償請求を行った住民の個人情報が、所在不明になっていることを明らかにした。

同社によれば、福島原子力補償相談室補償推進ユニットにおいて、損害賠償請求者の個人情報が記載された書類が所在不明となっているもの。

請求者が送付した戸籍謄本3件のほか、「全部事項証明」1件、「役場火災による除籍謄抄本再製不能証明書」1件を紛失したもので、23人分の氏名や本籍、生年月日などが記載されている。

2017年12月13日に、請求者の代理人から損害賠償の請求に関する対応状況の照会があり、状況を確認したところ、同月27日に請求書類の一部を紛失していることが判明したという。

同社では、送付された書類の受け渡しを社内で行った際に、管理表への記録が漏れたため、受領した書類の所在確認ができなくなったと説明。外部への持ち出しはなく、社内で紛失したとの見解を示しており、対象となる請求者には、説明と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2018/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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