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誤って持ち帰った患者情報が所在不明に - 横浜市立大付属医療センター

横浜市立大学付属市民総合医療センターの協力医師が患者の個人情報を誤って外部へ持ち出し、紛失していたことがわかった。

同大によれば、外部の医療機関へ勤務する協力医師が、院外への持ち出しが禁止されている病理報告書を誤って持ち出し、紛失したことが判明したもの。同書類には、患者6人分の氏名や生年月日、ID、病理診断結果などが記載されていた。

同医師は9月10日、標本番号を確認するために同院病理システムから病理報告書6枚を印刷。持ち出し不可であることを知りつつも、ほかの書類と一緒に紙ファイルに綴じて誤って持ち帰ってしまったという。10月7日に気が付き、翌8日に同院へ来院したところ、紛失していることに気が付いた。

また同医師に対し、病院の情報を利用する際に必要な書類や個人情報利用時の誓約書など提出を受けないまま、同センターの医師が、自らのIDやパスワードを利用してログインした病理システムを同医師へ使用させていたことも判明したという。

同センターでは対象となる患者に対し、説明と謝罪。立ち寄った施設や利用交通機関に問い合わせをしたが見つかっていないという。

(Security NEXT - 2017/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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