Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple装うフィッシング再び - 偽サイトはいずれもHTTPS対応

フィッシング対策協議会は、8月24日に続いて再び「Apple」を装うフィッシング攻撃の報告を受けていることから注意喚起を行った。複数確認されたフィッシングサイトは、いずれも暗号化通信へ対応していたという。

20170830_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)

今回確認されたフィッシング攻撃は、実在しない領収書をメールで送りつけて不安を煽り、支払いのキャンセルフォームに見せかけて偽サイトへ誘導する手口。

メールでは3種類のURLを使い分け、偽サイトへ誘導。さらに誘導先から10件のURLへと転送を行っていた。

最終的にたどり着くフィッシングサイトは、いずれも、HTTPSによる暗号化通信に対応。正規サイトに見せかけるため、サブドメインに「appleid.com」の文字列を含ませていた。

同協議会によれば、8月30日の時点でフィッシングサイトが稼働しており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
「ジャンボ宝くじ」無料プレゼントなどと誘導、フィッシング攻撃に注意
【特別企画】脅威動向や実務者が身をもって学んだノウハウなど共有する年次イベント
JPAAWG年次イベント、参加登録を受付 - オンライン参加も対応
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か