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日本シーサート協議会の初イベント、新旧の交流の場に - テーマは「絆」

また同協議会の運営委員長を務める寺田真敏氏は、世代間のギャップについて、5月にワーム機能を持つランサムウェア「WannaCrypt」が登場したことに触れつつ、ワームが猛威を振るった2000年初頭から15年が経過しており、35歳以上でないとワームの実体験がないとインシデントレスポンスの現場が抱える課題を説明。

2010年ころより情報漏洩や標的型攻撃を想定したセキュリティ対策が中心となっているが、侵入から時間をかける攻撃と、いち早く対応しないとならない攻撃の双方へ対応が求められていると指摘。技術や演習だけではカバーできず、どのように経験を伝えていくかが課題だと述べた。

また長年CSIRTに携わっていると、著名な専門家と情報交換をする機会があるが、あらたに活動をはじめた人にも同じような場を提供したいと語り、複数のイベントに参加しなくても、一堂に会した著名な専門家の話をまとめて聞くことができるとして、同イベントの魅力を語っている。

(Security NEXT - 2017/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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