Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SOY CMS」にディレクトリトラバーサルなど複数の脆弱性

日本情報化農業研究所が提供するオープンソースのコンテンツマネジメントシステム(CMS)「SOY CMS」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、ログインできる利用者によって任意のPHPコードが実行可能となるディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2017-2163」がファイルマネージャーに存在。

またブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがあるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2017-2164」がインストーラーに判明したという。

今回の脆弱性を受けて、日本情報化農業研究所では、脆弱性を修正。さらに機能の変更や追加を行った「同1.8.13」を4月19日にリリースしている。

(Security NEXT - 2017/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Twig」に脆弱性 - EOLの旧版にもアップデートを用意
Wi-Fiルータ管理ツール「Synology Router Manager」に脆弱性
「ImageMagick」や「Linuxカーネル」の既知脆弱性が攻撃の標的に
「SonicOS」脆弱性、悪用の可能性 - 「SSL VPN」経由で攻撃のおそれも
分析ツール「Kibana」に2件の「クリティカル」脆弱性
8割超のランサム攻撃がVPNやRDP経由 - 警察庁が注意喚起
「Webmin」にループDoS攻撃受ける脆弱性 - 最新版に更新を
ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性
WP向け人気キャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 8月に続き再度修正
「Atlassian Confluence」の既知脆弱性狙う攻撃が6月より増加