Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

再度修正を行った「PHPMailer 5.2.21」がリリース

メール送信機能を提供するPHPライブラリ「PHPMailer」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、開発チームは再度修正を行った「同5.2.21」をリリースした。

ポーランドのセキュリティ研究者であるDawid Golunski氏が、リモートよりコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2016-10033」を発見。開発チームではアップデートとして「同5.2.18」を公開したが、脆弱性への対処が不完全であり、対策を回避できる脆弱性「CVE-2016-10045」があらたに判明していた。

同脆弱性について指摘を受けた開発チームは、再度修正を行った「同5.2.20」をリリース。さらに機能的な修正はないが、バージョンファイルに一部ミスがあったとして「同5.2.21」を公開。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/12/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開