Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Sleipnir for Mac」にアドレスバー偽装が可能となる脆弱性

フェンリルが提供するMac用ブラウザ「Sleipnir for Mac」に、アドレスバーの表示内容が偽装可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、ページ遷移の処理に問題が存在。アドレスバーにおけるURLの表示を偽装できる脆弱性「CVE-2016-7831」が含まれていることが明らかとなったもの。「同4.5.3」および以前のバージョンが影響を受ける。

同脆弱性を悪用すると、実際にアクセスしているサイトと異なるURLをアドレスバーへ表示することが可能。フィッシング攻撃などへ利用されるおそれがある。

同脆弱性は、NTTコミュニケーションズの東内裕二氏が発見し、情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。開発元のフェンリルでは、脆弱性を修正した「同4.5.4」を公開している。

(Security NEXT - 2016/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応