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脆弱性緩和ツール「EMET」、2018年7月31日にサポート終了予定

一方、OSに統合されていないため、最近では信頼性の問題なども表面化した。保護機能に限界があり、脆弱性攻撃において緩和策がバイパスされるなど、限界を迎えつつあるという。

さらに最新OSとなる「Windows 10」でサービスモデルとして「Windows as a Service」に移行。同ツールで評価してきた脆弱性緩和機能にくわえ、よりあたらしいセキュリティ対策機能の実装を進めており、「Windows 10」へ「EMET」を導入する意味を見いだせなくなっている状況も、サポート終了の背景にあるとしている。

同社では、EMETの利用者に対しては、「Windows 10」への移行を支援するガイドを提供するなど、サポート終了に向けて対応を進めていく。

(Security NEXT - 2016/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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