2016年2Qの脆弱性届出は230件 - ウェブサイト関連が増加
情報処理推進機構(IPA)は、2016年第3四半期に届出があった脆弱性関連情報について取りまとめた。同四半期の届出件数は230件で、前四半期の753件から3分の1以下に減少している。
同機構によれば、2016年第3四半期に届出のあった脆弱性関連情報は230件。前四半期の753件と比較すると大幅な減少となるが、前四半期は届け出件数が突出して多く、200件前後で推移したそれ以前の水準に戻ったと言える。

届け出件数の推移(グラフ:IPA)
届出の内訳を見ると、ソフトウェア製品に関する脆弱性が114件。前期の690件を大きく下回り、全体の件数を押し下げた。その一方で、ウェブサイト関連は116件で、前期の63件から増加しており注意が必要。
届出の受付を開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェアが3295件、ウェブサイトが9379件。あわせると1万2674件で、ウェブサイトに関する届出が全体の7割を占める。就業日あたりの届出件数は4.25件で、前期の4.26件からわずかに改善した。
(Security NEXT - 2016/10/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
先週注目された記事(2025年7月13日〜2025年7月19日)
先週注目された記事(2025年7月6日〜2025年7月12日)
先週注目された記事(2025年6月29日〜2025年7月5日)
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)