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印鑑届や管理表など休眠口座の関連書類を紛失 - 北陸銀

北陸銀行において、顧客情報を記載した休眠口座の管理表や印鑑届などの書類が所在不明になっていることがわかった。

同行によれば、「睡眠預金管理表」や「印鑑届」「諸勘定明細表」など、一定期間以上入金や出金のない休眠口座に関する書類の所在がわからなくなっているもの。顧客から古い通帳に関する問い合わせを受けて調査したところ判明した。

46店舗において「睡眠預金管理表」を紛失。1984年から1993年までの書類で、顧客約3600人分の氏名や住所、電話番号、勤務先、口座番号、残高などが記載されていた。

また23店舗では氏名や住所、電話番号、勤務先、印影など記載した休眠口座の印鑑届を紛失。約1万9500人分にのぼるという。さらに休眠口座の解約時に顧客の氏名や支払額などを記録していた「諸勘定明細表」についても、21店舗で所在不明となっていた。約1万5000人分の情報が含まれる。

同行では、いずれも不要書類とともに誤って廃棄した可能性が高いと説明。不正利用の報告も確認されていないとしている。同行では、関連する休眠口座の預金について、預金通帳や証書、預金者の本人確認書類があれば、従来同様、解約や払い出しを行うとしている。

(Security NEXT - 2016/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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