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旧版OS XやiOS、AirMacなどに脆弱性

旧版のMac OS XやiOSなどが実装する「mDNSResponder」に脆弱性が存在するとして、Appleはセキュリティアップデートをリリースした。サードパーティ製品も影響を受けるおそれがある。

同製品は、「Bonjour」に含まれており、DNSサービスを提供するソフトウェア。バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2015-7987」や、NULLポインタを参照する脆弱性「CVE-2015-7988」が存在しており、悪用されると任意のコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。

「OS X El Capitan 10.11.1」より以前のバージョンや、「Yosemite v10.10.5 with Security Update 2015-004」および「OS X Mavericks v10.9.5 with Security Update 2015-007」より以前のバージョンが影響を受ける。

さらに「iOS 9.1」「watchOS 2.1」「AirMacベースステーション7.7.7」「同7.6.7」より以前のバージョンにも影響があるとしている。

また今回の脆弱性は、同社製品だけでなく、サードパーティ製品が実装しているケースもあり、同社では、アップデートの提供について周知を行うなど調整を行ったと説明。サードパーティの情報を確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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