Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco WSA」に複数の脆弱性 - リモートよりDoS攻撃のおそれ

Cisco Systemsが提供するウェブセキュリティ製品「Cisco Webセキュリティアプライアンス(WSA)」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品において「Cisco AsyncOS」を利用する場合に、一部バージョンにおいて、サービス拒否に陥る脆弱性が判明したもの。「Email Security Appliance(ESA)」や「Security Mail Appliance(SMA)」は影響を受けない。

リモートより攻撃が可能となるPOSTリクエスト処理における脆弱性「CVE-2016-1380」をはじめ、HTTPリクエストの処理における脆弱性「CVE-2016-1382」、HTTPレスポンスコードの取り扱いに起因する「CVE-2016-1383」、Rangeリクエスト際に生じる「CVE-2016-1381」などが含まれる。

影響を受ける脆弱性はバージョンによって異なるが、「AsyncOS 9.1」より以前のバージョンに影響があり、同社は、これら脆弱性を解消したアップデート「AsyncOS 9.0.1-162」の提供を開始している。

(Security NEXT - 2016/05/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性