Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 50」の安定版がリリース、セキュリティ上の問題20件を修正

Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 50.0.2661.75 」をリリースした。機能改善のほか、複数の脆弱性が解消されている。

今回のアップデートでは、セキュリティ上の問題として20件を修正。8件の脆弱性に関しては、外部研究者により指摘を受けて修正したものだった。

深刻度「High」にレーティングされた脆弱性は2件で、ユニバーサルクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2016-1652」を解消。サービス運用妨害に陥る「CVE-2016-1653」を修正した。報奨金額はそれぞれ7500ドル、5000ドルだったという。

さらに「CVE-2016-1651」をはじめ、深刻度「Medium」の脆弱性5件を修正。また「Low」となる脆弱性1件を修正している。

また今回のバージョンで「Windows XP」「同Vista」および「Mac OS X10.6」「同10.7」「同10.8」についてサポートを終了する。2016年4月以降も、これらOS上で動作するものの、セキュリティアップデートを受信できなくなるという。

(Security NEXT - 2016/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も