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「Flash Player」に深刻な脆弱性、更新を準備中 - 旧版にはゼロデイ攻撃も

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性「CVE-2016-1019」が存在することを明らかにした。同社ではアップデートの準備を進めている。

脆弱性「CVE-2016-1019」を明らかにしたAdobe Systems
脆弱性「CVE-2016-1019」を明らかにしたAdobe Systems

脆弱性は、「同21.0.0.197」および以前のバージョンに存在。「Windows」「Mac OS X」「Linux」「Chrome OS」が影響を受ける。脆弱性が悪用された場合、攻撃者にシステムの制御を奪われるおそれがある。同社は、アップデートの準備を進めており、4月7日までにできるだけ早く提供したいとしている。

また同社では今回の脆弱性に関して、「Windows 7」および「Windows XP」上で動作する「同20.0.0.306」に対する攻撃の報告を受けていると説明。

現在出回っている攻撃コードに関しては、「同21.0.0.182」以降では攻撃が成立しないとし、当面の緩和策として同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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