Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」がアップデート - 複数脆弱性を修正

複数の脆弱性を解消した「Apache Tomcat」のアップデートが公開された。脆弱性の深刻度はいずれも「中」以下となっている。

今回のアップデートでは、Security Managerがバイパスされ、任意でコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2016-0714」や、データが改ざんされるおそれがある「CVE-2016-0763」を修正。

またクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)トークンの漏洩「CVE-2015-5351」やセッションの固定「CVE-2015-5346」など、バージョンによって影響を受ける脆弱性は若干異なるが、あわせて7件の脆弱性を解消した。

深刻度は、「CVE-2016-0714」「CVE-2016-0763」「CVE-2015-5351」を「中」とし、それ以外の脆弱性は「低」にレーティングしており、今回のアップデートに「高」とされる脆弱性は含まれていない。

アップデートとして「同9.0.0.M3」「同8.0.32」「同7.0.68」「同6.0.45」が公開されている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2015-5174
CVE-2015-5345
CVE-2015-5346
CVE-2015-5351
CVE-2016-0706
CVE-2016-0714
CVE-2016-0763

(Security NEXT - 2016/02/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正
「Chrome」にアップデート - スクリプトエンジンの脆弱性を修正
Ivantiの複数製品に脆弱性 - 「EPM」の更新は11月以降
「WatchGuard Firebox」の深刻な脆弱性、PoC公開で悪用リスク上昇
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
「Spring Cloud Gateway Server Webflux」に情報漏洩の脆弱性
機械学習フレームワーク「Keras」に深刻な脆弱性 - 8月の更新で修正
「LANSCOPE」エンドポイント管理製品に脆弱性 - 4月以降、攻撃を観測