Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

29日以降、国内70サイト以上が改ざん被害 - 攻撃サイトへ誘導

10月29日以降、国内サイトの改ざんが相次いでいることがわかった。トレンドマイクロのまとめによると被害に遭ったサイトは70件以上に及ぶという。

同社によれば、今回の改ざん攻撃は、端末や共有フォルダ内のファイルを強制的に暗号化し、金銭を脅し取るランサムウェアへ感染させる攻撃の一環。改ざんサイトからの誘導先は同一のサイトで、エクスプロイトキット「Angler」で作成されており、「Adobe Flash」や「Java」における既知の脆弱性を攻撃していたという。

中小企業のほか、教育機関、地域の団体、個人ページなど幅広いサイトが被害に遭っているが、小規模なサイトが多いが、国内から攻撃サイトへのアクセス数は、2万件以上にのぼると同社では試算している。

同社は、被害に遭わないよう、最新のプログラムへアップデートし、脆弱性を解消するよう注意を呼びかけているほか、危険なウェブサイトへの接続やランサムウェアの感染を防止するセキュリティ対策ソフトの活用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
中国支援の攻撃グループ、世界規模で通信など重要インフラを攻撃
サイトに不正プログラム、個人情報流出の可能性 - 靴通販サイト
サイトが閲覧不能に、個人情報流出のおそれも - 筋ジストロフィー協会
ホビー通販サイトが改ざん被害 - 個人情報流出の可能性
企業サイトが改ざん、無関係の通販サイトが表示 - カイゼンベース
郡上八幡の特産品扱う通販サイトが不正アクセス被害
観光業界向けオンラインメディアが改ざん被害 - 外部サイトへ誘導
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示