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レノボ、ThinkPadデータ収集問題で釈明 - 「個人特定できない」

またプリインストールされている「Lenovo Experience Improvement」を用いて90日間にどのプリロードアプリケーションがアンインストールされたかを追跡。アプリケーションインベントリデータとして送信している。

90日経過後に、同アプリは自動でアンインストールされるとしているが、手動による削除も可能で、アンインストール後はデータ送信が行われなくなる。

同社は今回の声明で、顧客のプライバシーを重要視しており、個人情報が収集されることはないとし、「安心してご利用いただけます」と安全性を強調した。

同社製品におけるユーザーデータの取り扱いについて、懸念の声が上がったのは今回だけではない。セキュリティベンダーがアドウェアと認定した「Superfish」をはじめ、2015年に入り、繰り返し問題が表面化している。

一部製品へ「Superfish」がプリインストールされていたことが2月に判明。ウェブ表示の際に広告を表示させるものだが、さらに脆弱な証明書を用いて暗号化通信の内容について傍受していた。

(Security NEXT - 2015/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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