8月のフィッシングURLは87件 - 2014年5月以来の水準
8月は、フィッシングで利用されたURLの件数が100件を下回った。2014年5月以来の水準で報告数も大きく減少している。
フィッシング対策協議会が、8月に寄せられたフィッシングの報告状況を取りまとめたもので、報告数は299件。前月の614件から半減している。
2015年上半期のフィッシング報告数を見ると、1月に2000件を超えたものの、2月は一転して500件以下へ縮小するなど浮き沈みが激しい。その後も4月や5月など一時増加傾向が見られたが、6月以降は500件前後で推移。8月はさらに改善し、2013年10月以来となる200件台へと落ち着いた。
特定の金融機関を騙るフィッシングが、前月から7割減となったことが影響したという。一方、オンラインゲーム関連は前月比13件減の216件と大きな変化は見られず、報告数全体に占める割合が前月の37%から72%へと上昇している。
フィッシングサイトに利用されたURLの件数も545件とピークを迎えた5月より減少傾向が続いており、8月も前月比129件となる87件。100件を下回ったのは、94件だった2014年5月以来。フィッシングに悪用されたブランド件数も前月を5件下回り12件だった。
(Security NEXT - 2015/09/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
学生や教職員のアカウント情報が暗号化被害 - 東海大
婚活イベント情報サイトから情報流出 - フィッシング調査から判明
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD