Apple、「iOS 8.4」で33件の脆弱性を修正
Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OS「iOS 8.4」を提供開始した。「Apple Music」への対応など新機能の提供にくわえ、33件の脆弱性を解消している。

「iOS 8.4」を公開したApple
カーネルをはじめ、画像処理やTLS接続、フォントパーサー、メール、アプリストア、Safari、WebKitなど、あわせて33件の脆弱性に対応したもの。証明書のアップデートも実施している。
6月に入り、インディアナ大学や北京大学、ジョージア工科大学の研究者より、不正アプリにより、端末内の他アプリが侵害され、メールやiCloudなどのパスワードをはじめ、情報漏洩が発生する深刻な脆弱性を発見したとの論文が公開されているが、今回のアップデートでは特に対応は行われなかった模様だ。
(Security NEXT - 2015/07/01 )
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