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三井住友銀利用者狙うフィッシング - メール本文はわずか1文

三井住友銀行を装ったフィッシング攻撃が確認された。偽サイトへ誘導するために送信されたフィッシングメールの本文は、わずか1文しかないシンプルな内容だったという。

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確認されたフィッシングメール(画像:フィッシング対策協議会)

問題のメールは、オンラインバンキングのパスワードが失効するなどと騙し、更新などと称して誘導先の偽サイトでパスワードを入力させる手口。フィッシングメールでは、実在するサービスで利用されている署名や文面などを転用する悪質なケースが後を絶たないが、今回のケースはわずか1文だけのシンプルな文面で、不自然な日本語で記載されていた。

5月20日の時点でフィッシングサイトは稼働しており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼したという。今月に入り、ゆうちょ銀、みずほ銀と銀行に対する攻撃も確認されており、他行の利用者も引き続き注意する必要がありそうだ。

(Security NEXT - 2015/05/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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