NASの個人情報5万件を誤って外部へ公開 - 首都大学東京
首都大学東京は、学内で利用していたネットワーク接続に対応したハードディスクの設定ミスにより、個人情報約5万1000件が外部へ公開されていたことを明らかにした。
外部からアクセス可能となっていたのは、同大南大沢キャンパスの教務課が管理しているNAS。1月1日に学外からメールで指摘があり、休み明けの5日に確認、問題が発覚した。
NAS内に保存されていたのは、学生や教員の氏名、住所、電話番号、生年月日などで、一部メールアドレスや修得単位数、TOEICのスコアも含まれる。入学手続予定者や教員免許状更新講習受講者など、学外の関係者の情報も記録されていた。
個人情報は、のべ人数で約5万1000件にのぼり、2014年8月22日からFTP共有を無効化した2015年1月5日まで外部からアクセスできる状態だった。
NASでは、初期設定でFTP共有機能が有効となっており、そのまま設定を変更せずに利用したのが原因だという。FTP接続時のIDやパスワードなども利用しておらず、保存しているデータの多くについても、パスワードによる保護は行っていなかった。
情報の不正利用は確認されていない。同大学では窓口を設置し、関係者からの問い合わせに対応する。
(Security NEXT - 2015/01/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町
個人情報が閲覧可能に、システムメンテ時の不備で - メルセデス・ベンツ日本
学修システムに誤設定、仮保存の個人情報が閲覧可能に - 浜医大
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
フォーム編集ページへ誤リンク、個人情報が閲覧可能に - お茶大
イベント申込フォームで設定ミス、オーナー権限移行時に - 和洋女子大
移住相談会の申込者情報が閲覧可能に、フォーム設定ミスで - 埼玉県
テゲ宮崎の通販サイト、管理ページが認証なしで閲覧可能に
ぴあチケットリセールサイトでキャッシュ設定ミス - 個人情報を誤表示