Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ミクシィの「モラッポ」「mixiアンケート」で不正ログイン - ポイントの不正使用被害も

ポイントサイト「モラッポ」とアンケートサービス「mixiアンケート」において、第三者が本人になりすます不正ログインが発生していたことがわかった。ポイント不正交換による被害も確認されている。

両サービスを運営するミクシィによれば、2014年12月30日にユーザーからポイントに関する問い合わせがあり、調査したところ、同月23日に不正ログインが発生していたことが判明したもの。

1960万回におよぶログインの試行により、4536アカウントで不正にログインされたという。ポイントの不正利用被害は332件で、被害額は43万5025円にのぼる。

また不正ログインされた場合、氏名や生年月日、性別、都道府県、メールアドレス、未婚か既婚かといった登録情報が閲覧されたり、メールアドレスが不正に変更されるなどの被害が発生している可能性がある。

同社は今回発生した不正ログインの原因について、他社サービスのパスワードを入手した第三者が、利用者になりすましてログインを試みた「パスワードリスト攻撃」である可能性が高いと説明。同社からの情報流出については否定した。

同社では、不正ログインされた可能性がある利用者に対し、パスワードの変更を案内するメールを送信。メールアドレスが不正に変更されたユーザーについては、ログインメールアドレスに戻すなど対応を進めている。また全ユーザーに対し、パスワードを適正に管理するよう注意喚起を行った。

(Security NEXT - 2015/01/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

求人掲載企業の管理ページに不正アクセス - 求人情報サイト
ケーズデンキ通販サイトに不正ログイン - 約300万円の不正注文
統合DBシステムで不正ログイン被害、改ざんも - 上智大
ネット取引サービスに不正ログイン、株式不正売却も - SMBC日興証券
「エン転職」にパスワードリスト攻撃 - 約25万人がアクセス許す
業務用スマホでフィッシング被害 - 歯科用機器メーカー
英語検定試験「TOEIC」の申込サイトに大量のログイン試行
「ショップチャンネル」で不正ログイン注文 - 「後払い」を悪用
2要素認証の除外アカウントに大量の不正ログイン - 熊本県立大
教員アカウントに不正アクセス、迷惑メールの踏み台に - 創価大