Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

無償ツール「iLogScanner」、総当たり攻撃を検出可能に - オフライン版も

情報処理推進機構(IPA)は、ウェブサイトの脆弱性攻撃を検出するツール「iLogScanner」の最新版を公開した。

同ツールは、サーバのログを解析し、ウェブアプリケーションの脆弱性に対する攻撃を検出するソフトウェア。同機構では、2008年4月より提供している。

今回あらたに「同4.0」をリリースしたもの。新機能として、SSHやFTPのログからブルートフォース攻撃やリバースブルートフォース攻撃を検知する機能をあらたに追加。

ウェブアプリケーションへのアクセス時刻やウェブサーバへのアクセス元IPアドレス、管理者アカウントへの権限昇格の有無などをウェブサーバのログから抽出、解析することで、不正アクセスの兆候を判断する。

また従来のオンライン版にくわえ、ネットワークに接続せずに、パソコンにインストールして検出機能を利用できるオフライン版の提供も開始。カスタマイズすることが可能で、解析の自動化なども行える。

(Security NEXT - 2014/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Ivantiの複数製品に深刻な脆弱性 - 早急なパッチ適用を強く推奨
Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
「Firefox 124」が公開、「クリティカル」含む脆弱性12件を修正
WordPress向け求人プラグインに脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消